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ヤギ革、ハンドメイド革財布 ブラック
ヴィジョン、アイデア、厚紙の型、裁断、貼り付け、組み立て、マーク付け、縫合、実物との対比。こうして鞄は出来上がります。私の心と頭と手の完全なる融合。フィレンツェの小さな工房で、完全に、そして誇らしくも手作りで仕上がられた、世界に一つだけの作品です。制作にあたっては、錐、コンパス、線引き、研ぎ機、革用ナイフ、鉄槌、ワックス付きスレッドなど伝統的な職人道具のみを使い、魔法のようなニュアンスを加えました。
時代を超えたスタイルのこの財布は、黒のフランス産ヤギ革でつくられました。シンプルで人間工学的なデザインで、中身も取り出しやすく、アクティブな生活スタイルにぴったりです。上品であると同時に実用的なこの財布は、スナップファスナーで閉じる小さなポケットがついていて、小銭入れに使えます。鉄製の留め具が、中身の安全を守ります。多機能で、財布としてももちろん使えますが、手に持って夜の外出用の鞄としても使えます。必要なものを入れるのに十分な大きさです。
素材
財布とポケット部分:フランス産ヤギ革。質感は柔らかくてなめらか。色は黒。
金色の鉄製留め金。
鉄製スナップファスナー。
天然繊維のワックス付きスレッド。色は黒。全体を縫合。
取扱上の注意点
一般的に革製品は清掃の必要はなく、染みも使っている内に日光を浴びて消えます。濡れたときは、すぐに乾かす必要があります。常温の場所に置いて乾かしてください。熱を発するもの、直射日光の当たる場所には置かないようにしてください。
サイズ 縦0cm × 横15 cm × 厚み0.5 cm 重量200g
商品コード : i000082-015 |
価格 : 18,360円(税込) |
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ジュスティーナ・ヴォウォシン(JUSTYNA WOLOSZYN)

ジュスティーナは「後天的な」フィレンツェ人です。ポーランドで生まれ、独学で革職人になりました。10年前からフィレンツェの小さな職人工房に住み込み、伝統的な革の扱い方を身につけました。彼女にとって、あらゆる創作活動の出発点は、まず彼女が望む明確なヴィジョンから始まります。それに基づき、着想、企画、型どり、裁断、貼付け、組み立て、マーク付け、縫合を経て、最終的に鞄が出来上がります。それは彼女の心と頭と手が完璧なまでに融合した結晶です。
作品をつくり上げるのには、伝統的でシンプルな道具のみを用います。千枚通し、革底伸ばし具、ハンマー、針二本に定規一本、それで引かれた線。あらゆる作品に命を吹き込むために、時間と集中力と正確さと心の平静さが必要です。手でものをつくり、作業をすることは、彼女の深層にある欲望、情熱、夢、能力との対話であると彼女は言います。ゆえにモノをつくるということは、言葉を用いずに意思を伝え、表現することでもあります。彼女はその表現方法として革を選びました。しかし、もしかしたら革が彼女を選んだのかもしれません。なぜなら、フィレンツェの小さな工房で彼女が革に手を触れた瞬間、革が話しかけてきたと感じました。何か高貴な、それでいて謎めいた、今までにない感覚を味わいました。ふつうに考えると革は命なき物質ですが、彼女にはいつでも生き物のように思えます。仕事で革に触れると、動き、呼吸をして、彼らの暮らしを営んでいるように思えるのです。気まぐれで、どのように触ってほしいか、どのように使われたいか、話しかけてきます。そこで彼女は革に耳を傾け、その言葉通りの加工を施します。どの作品も完成すると、魂が吹き込まれ、自らの個性を持ちます。日々のドキドキワクワクを共にする、かけがえのない伴侶となるその鞄は、時が経てば経つほど美しくなるでしょう。
ジュスティーナが作品を生み出す上で自らに課すアプローチはミニマリズムです。デザインはまず、縫い目から生々しい印象を与えます。さらに、控えめで内省的で工夫が凝らしてあり、女性的なタッチで作られています。余計なものを削ぎ落とし、本質だけが残っています。マイナスすることがプラスになると強く信じているからです。