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幾何学模様の革キーホルダー(正方形)
錐、針二本、鉄槌、革用ナイフ、ワックス付きスレッドといった伝統的な職人道具のみを使って、完全に手作りで完成されたキーホルダー。魔法のようなニュアンスが加えられたこれらの作品は、シンプルで上品、工夫が凝らせれており、さらに実用的でもあります。100パーセントのイタリア製・最高品質の牛革でつくられました。典型的な四つの幾何学模様(正方形、長方形、円形、半円)をかたどったキーホルダーのケースには、リングが二つ入っており、それに鍵をつけられるようになっています。首からかけてもいいし(長い革紐もついています)、ズボンの背面ポケットに入れてもいい。クラシックな形なので、外出用の装いにも、上品なアクセサリーとして合わせられます。
キーホルダーは四つとも、誇り高くも、フィレンツェの小さな工房で、完全に手作りで制作されました。
素材
100パーセントのイタリア製・最高品質の牛革。色は黒。
留め具用鉄製リング。色は銀。
ワックス付きスレッド。色は黒。全体を縫合。
取扱上の注意点
革製品は定期的に休ませる必要があります。革をケアするために市販されている透明のグリース、ワックスなど、専用の製品は、革をよく乾かした上で適量お使いください。(量が多いと革の毛穴を塞ぐおそれがあります)。決して革に直接塗りつけないでください。革専用のグリースとワックスは、清潔な柔らかい布に塗ってから、革の上に広げます。一般的に革製品は清掃の必要はなく、染みも使っている内に日光を浴びて消えます。濡れたときは、すぐに乾かす必要があります。常温の場所に置いて乾かしてください。熱を発するもの、直射日光の当たる場所には置かないようにしてください。なめし革は時間とともに色合いを変えます。より濃くなり、温かい色調になります。時間とともに味わいが増し、美しくなります。
サイズ(正方形タイプ):横9cm x 縦9cm、折り曲げた革紐の長さ54cm
商品コード : i000082-013A |
価格 : 14,040円(税込) |
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ジュスティーナ・ヴォウォシン(JUSTYNA WOLOSZYN)

ジュスティーナは「後天的な」フィレンツェ人です。ポーランドで生まれ、独学で革職人になりました。10年前からフィレンツェの小さな職人工房に住み込み、伝統的な革の扱い方を身につけました。彼女にとって、あらゆる創作活動の出発点は、まず彼女が望む明確なヴィジョンから始まります。それに基づき、着想、企画、型どり、裁断、貼付け、組み立て、マーク付け、縫合を経て、最終的に鞄が出来上がります。それは彼女の心と頭と手が完璧なまでに融合した結晶です。
作品をつくり上げるのには、伝統的でシンプルな道具のみを用います。千枚通し、革底伸ばし具、ハンマー、針二本に定規一本、それで引かれた線。あらゆる作品に命を吹き込むために、時間と集中力と正確さと心の平静さが必要です。手でものをつくり、作業をすることは、彼女の深層にある欲望、情熱、夢、能力との対話であると彼女は言います。ゆえにモノをつくるということは、言葉を用いずに意思を伝え、表現することでもあります。彼女はその表現方法として革を選びました。しかし、もしかしたら革が彼女を選んだのかもしれません。なぜなら、フィレンツェの小さな工房で彼女が革に手を触れた瞬間、革が話しかけてきたと感じました。何か高貴な、それでいて謎めいた、今までにない感覚を味わいました。ふつうに考えると革は命なき物質ですが、彼女にはいつでも生き物のように思えます。仕事で革に触れると、動き、呼吸をして、彼らの暮らしを営んでいるように思えるのです。気まぐれで、どのように触ってほしいか、どのように使われたいか、話しかけてきます。そこで彼女は革に耳を傾け、その言葉通りの加工を施します。どの作品も完成すると、魂が吹き込まれ、自らの個性を持ちます。日々のドキドキワクワクを共にする、かけがえのない伴侶となるその鞄は、時が経てば経つほど美しくなるでしょう。
ジュスティーナが作品を生み出す上で自らに課すアプローチはミニマリズムです。デザインはまず、縫い目から生々しい印象を与えます。さらに、控えめで内省的で工夫が凝らしてあり、女性的なタッチで作られています。余計なものを削ぎ落とし、本質だけが残っています。マイナスすることがプラスになると強く信じているからです。