ジョバンニ・フランジ(GIOVANNI FRANZI)

画家ジョバンニ・フランジの哲学は、歪像画法を追求することです。
この画法は、例えばルネッサンスの時代に鏡に映しだされる歪んだイメージが芸術に用いられていたように、その時代、宮廷芸術の世界の1つの楽しみ方でした。
ジョバンニも、サロン芸術家の1人として、歪像画法や変形した「像」を自分自身の出発点とし、作品制作のヒントにしています。
彼は、仕事として作品を仕上げるのではなく、たとえば夕べにアペリティフを楽しんでいるようなひと時にインスピレーションが働き、建築物がもつ直線が中心の幾何学的形態に女性のヒップラインのようなセクシーな曲線を融合させるイメージが浮かんできて、ちょうど小さな子供が絵を描くように、本能的に描くことを大切にしているといいます。
【最終学校名】LICEO SCIENTIFICO SOMMA LOMBARDO (VA)
